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2008年12月の9件の記事

2008年12月27日 (土)

スノーマン

クリスマス時期には毎年'The Snowman'のアニメーションが流れます(原作は同名の本)。1982年製作の、会話無しで絵と音楽、語りで出来たシンプルなもの。特に挿入歌'Walking in the Air'は名作で、この曲を聞けば誰でもクリスマスを連想します。
 
下に歌詞と私なりの訳を付けました。
 
 


 
歌詞)
 
We’re walking in the air,
We’re floating in the moonlight sky,
The people far below are sleeping as we fly.

I’m holding very tight,
I’m riding in the midnight blue,
I’m finding I can fly so high above with you.

Far across the world,
The villages go by like dreams,
The rivers and the hills,
The forest and the streams.

Children gaze open mouthed,
Taken by surprise,
Nobody down below believes their eyes.

We’re surfing in the air,
We’re swimming in the frozen sky,
We’re drifting over icy mountains floating by.

Suddenly swooping low,
On an ocean deep,
Rousing up a mighty monster from his sleep.

We’re walking in the air,
We’re dancing in the midnight sky,
And everyone who sees us greets us as we fly.
 
 
訳)
 
僕達は空を歩いている
月光の空に浮いている
僕達が飛ぶ中遠く下では人々が眠っている
 
僕はきつくつかまっている
ミッドナイトブルーを進んでいく
君とこんなに高く飛べるとわかった
 
遠い国で
村々が夢のように過ぎていく
川と丘
森や小川
 
子供達は口を開けて見つめている
突然の事に驚いて
下の誰もが目を疑っている
 
僕達は空でサーフィンしている
凍った空を泳いでいる
浮かぶ氷の山を越えていく
 
突然降下していく
深い海上へ
巨大な怪物を眠りから覚まして
 
僕達は空を歩いている
真夜中の空に踊っている
そして見る人みんな挨拶していく
 
 
----------------------
 
  
何度聞いても感動する曲です。
 
'The Snowman'のストーリー: 
 
クリスマスイブ、少年の作った雪だるまに命が宿り、共に空を旅する。北極でのスノーマン達のパーティーでサンタに出会い、少年はスノーマン模様のマフラーを貰う。翌朝、作ったスノーマンは融けている。昨日の出来事は夢だったのかと思うが、サンタからのマフラーが残っていた…。
 
上記のとおり会話は無いので英語が分からなくても楽しめる話です。人間生活に馴染もうとするスノーマン、とってもかわいいです。イギリス北部でなければこれほどの雪はまれですが、暗い霧のかかったような画像はイギリスの冬そのものだなあと感じます。
 
下記では3つのビデオに分かれていますが、全30分弱のお話です。ぜひ見て下さい。
 
パート1

 
 
パート2

 
 
パート3

 
 
このCDとDVDはAmazonでも購入できます。
 

The Snowman Music The Snowman

アーティスト:Howard Blake
販売元:Sonybmg
発売日:2007/11/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
 
スノーマン [DVD] DVD スノーマン [DVD]

販売元:アニプレックス
発売日:2004/11/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
82年の製作後始まり部分にディヴィッド・ボウイ(英国シンガー)の出演するという別バージョンが作られたようですが、このDVDに入っているのはこちらの方のようです。冒頭以外は変わりません。amazonのレビューで見る限り、子供にも好評なようです。
 
原作本はこちら。
 
Raymond Briggs' the Snowman (Step Into Reading Early Books) Book Raymond Briggs' the Snowman (Step Into Reading Early Books)

著者:Michelle Knudsen,Raymond Briggs
販売元:Random House Childrens Books
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
日本語版も出ています。文字が少ないので英語の方が…とは思いますが。
 
スノーマン Book スノーマン

著者:レイモンド ブリッグズ
販売元:竹書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
 
 
番外として、上の歌'Walking in the air'をパロディ化したテレビコマーシャルも載せておきます。2年前のクリスマスに流れたもので、スコットランドで作られているIrn Bru(アイアンブルー)という炭酸飲料の宣伝です。歌詞が分かった方が面白いと思うので下に書きます。
 
 

 
 
We're walking in the air,
I'm sipping on an Irn Bru,
My chill is now my mate as he would like some too. 

I tell him get your own,
He looks like he is going to cry,
I tell him once again the Irn Bru is mine.

Now I'm falling through the air,
I wonder where I'm going to land,
He nicked my Irn Bru and let go of my hand. 
 
 
訳)
 
僕達は空を歩いている
僕はアイアンブルーをちびちび飲んでいる
彼も欲しがり今は僕の友達だ
 
僕は自分のを買えという
彼は泣きそうになっている
僕はまたこのアイアンブルーは僕のだと言う
 
僕は空を落ちていく
どこに落ちるんだろう
彼は僕のアイアンブルーを盗んで手を離した
 
 
面白いでしょ?スコットランド産らしく場面もちゃんとスコットランドで、エディンバラの町やロックネスモンスターが出て来たりと、よく出来た宣伝だと思います。(男の子、スノーマンに飛ばせてもらってるんだから、彼にあげれば良かったのに。落とされる可能性ある事くらい分かってたはずsmile…。)
 
 

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2008年12月25日 (木)

イギリスのクリスマス~クリスマスとその後

…全記事「イギリスのクリスマス~クリスマス前」からの続き
 
 
クリスマスイブ

 
平日ですが多くの企業は午前中のみの営業です。ただこれは雇用者の好意によるもので、丸一日働かされる会社もあります(それだけでこんな会社辞めてやる!とは思いますが)。この日半日の会社では休みを取るのはしゃくだと出勤する人も多いです。
 
プレゼントは開けるまではクリスマスツリーの下に置かれる風習ですが、待てない子供たちの為にイブになってから置く家も。子供は夜クリスマスストッキングと呼ばれる大きな靴下を枕元に下げ、大人はストッキングフィラー(詰める物)として小さなプレゼントを入れます。これはツリーの下のプレゼントとは別(!)です。
 
店も午後早めに閉まり、交通機関も夜10時頃には全て止まります。
 
 
クリスマスデー
 
プレゼント!買う方も大変ながら、家族が多ければ貰う数も多いです。この日店はまず開いていません(外国料理のレストランで開いている所もたまに見かけますが)。毎年の事ながら、せっかくおばあちゃんに貰った玩具、電池が無くて遊べない…という事も多いようです。
 
お昼はクリスマスディナー、その後家庭により寝る・プレゼントで遊ぶ・テレビ見る・喧嘩する、などなど。今年はショッピング、という人も多いようです。
 
キリスト教徒は教会の礼拝に出席。真夜中の礼拝ミッドナイト・マス(Midnight Mass)はカトリックのものです。テレビでは朝教会からの報道がされたりも。伝統として午後3時にはクイーンのクリスマスメッセージの報道があり、コモンウェルスの国々(イギリス旧植民地とイギリス)で流れます。
 

 
今年のトピックは不況で不安なクリスマスを送る家庭が多い事の認識や、海外駐屯軍人達への感謝など。ついでに人気の無い息子チャールズのプロモーションも。ビデオ始めに流れるのは国家'God Save the Queen/King'(神よ〔女〕王を守れ)です。
 
近年はコメディアンが同時間に「クイーンに代わるクリスマスメッセージ」を作ったりと、どのチャンネルも視聴者獲得に必死です。
 
またこの日は休日で店だけでなく交通機関も全て休み。外はプレゼントに貰った自転車などで遊ぶ子供以外、人もあまり見られずとても静まり返っています。毎年ホワイトクリスマスにならないかと期待されますが、実際にこの日に雪が降る事はまれです。
 
 
クリスマスディナー: 大きい食事なのでディナーと呼ばれます。
 
Christmas_dinner_family Christmas_dinner

フェスティブフード(お祝いの食べ物)としてローストターキー(オーブンで焼いたシチメンチョウ)をローストポテトや(大抵茹で過ぎの)野菜と食べます。この時期嫌でも登場するのが芽キャベツ。子供の頃からいつも茹で過ぎを出された思い出の強い人も多く、一生毛嫌いする人も。ターキーは肉や野菜の詰め物が入っている場合も。始めから作る家庭もあれば、スーパーで買う、もしくは注文も出来ます。ソースはいつものグレイビーではなく、真っ赤なクランベリーソース。伝統的では無いですが、メインコースにはサケやスモークサーモンなども人気が有るようです。
 
Christmas_puddingそしてデザートはクリスマスプディング。スエット(牛などの脂肪)にドライフルーツやナッツ、砂糖のミックスで出来たケーキ。代々伝わるレシピがある家もあり、時間をかけゆっくり蒸して作られます。ブランデーをかけ火を点けたりも。黒くてとにかく重いです。
 
あまり知られていませんが、クリスマスプディング、クリスマスケーキ、ミンスパイなどは鳥の大好物ばかりが入っている為残り物は餌としても。
 
  
その他のフェスティブフード: クリスマスケーキや、ミンスパイ。
 
Christmas_cake Christmas_cake_slice
  
プディングは温かいままで食べるのに比べケーキは冷たい物。クリスマスケーキの中身はプディング同様フルーツですがスポンジ系である事が多く、焼いたケーキです。
 
ミンスパイはスエットにリンゴやドライフルーツのミンスを混ぜた中身のパイ。元々はミンス肉が入っていたようですが、現代の物に入っていることはありません。通常一人分の小さな物です。
 
Mince_pie Mince_pie_inside
 
この時期、様々なナッツ類も目に付きます。ついでにクリスマスとは直接関係が無いのですが、冬には店にミカンが並びます。ミカンは英語でサツマ(satsuma)と呼ばれますが、これは薩摩地方からアメリカに持ち込まれた為だそう。
 
クリスマスクラッカー: ディナーにはクリスマスクラッカーが付き物。
 
Christmas_cracker_pulling Christmas_cracker_open
 
紙を筒状にした物で、両端を引くと爆発音と共に中身が出てきます。通常ディナーテーブルのそれぞれの席に置いてあり、隣の人か向かいの人と引き合います。
 
Christmas_table_set Christmas_table_set_traditional
 
基本的に紙の冠(上記クリスマスディナー写真)、小さな玩具やアクセサリーと、格言やジョークなどの書かれた紙が入っています。中身を貰うのは勝った人の場合もあれば勝ち負け関係なく自分の席に置いてあった物を貰う場合も。クラッカーの値段により中身も変わり、高い物であれば金のカフリンク(カフスボタン?)が入っていたりと、貰う価値も出てきます。
 
爆発物なので日本に持っていくことは出来ませんが、フォートナムアンドメイソンでは爆発無しのクラッカーを売っていました。
 
ミッスルトゥ(mistletoe): ヤドリギ。クリスマスの飾りとして使われますが、ミッスルトゥと言えばキス。
 
Mistletoe Mistletoe_kiss
 
ミッスルトゥの下に立った2人はキスをするという風習があり、飾りの小枝を頭上に持ちひそかに好きだった人からのキスをねだる人も。
 
セール: クリスマスの後セールが毎年ありますが、以前はニューイヤーセールだったのが徐々に早くなり近年はボクシングデーから。朝5時から開店の店もあり外には行列ができ、人数制限をする店もある程。ただクリスマス前にもディスカウントしている店が多く、実際セールと呼びかけているだけでよく見ればクリスマス前と値段はあまり変わらない事が殆ど。
 
今年はセール開始も更に早くなりクリスマスイブやクリスマスデーに始めている店が多いですが、不況で既に大セールをしている店が多く、これ以上は安くならないと思うのですが。今年はクリスマスデーだけで1億ポンドの売り上げがあると言われ、500万人以上がインターネットで買い物をすると言われています。
 
Santas_on_scooters
不景気の中、人を呼び込もうとオックスフォードストリートではこんなプロモーションも。
 
 
ボクシングデー(26日)
 

Boxing day。クリスマスの翌日に、恵まれない人々に物を贈ったのが名前の由来で、プレゼントの箱(box)に詰める事から。祝日で休日ですが、大きい町では開いている店も近年は多いです。(サーチエンジンで辿り着いた方々、営業状況はそれぞれの店・レストランに聞いてくださいね。)
 
この日も地方交通機関の多くは休みですが、ロンドンの地下鉄は一応動いています(この機会にと整備工事も多いですが)。退屈な人の為にサッカー試合も多く行われます。
 
 
ボクシングデー後~大晦日
 

祝日は無く、週末以外は平常日。休める人は会社が休みになるか自分で休暇を取った、もしくは取らされた為。でなければ会社出勤日です。電車は空き空き、仕事はまず無しで、座っていれば良い日。今年は29日~31日。
 
 
クリスマス時期はチャリティーも頑張ります。多くの家庭では伝統的にキリスト教の教えもあり、家族一緒に仲良く過ごす…というイメージ(夢?)があり、家族もいない人・ホームレスの人はかわいそう、と寄付する人も増えます。これが明らかだったのは2004年のスマトラ島沖地震。たまたま26日ボクシングデーに起こったお陰で寄付が殺到し、イギリスからの寄付金は6千万ポンドと、政府からの額を大幅に上回りました。寄付をしないのは間違っているという考え方も現れ、有名人は先を争って寄付。一般でも寄付をしなかったのはわずか15%の家庭だそうです。(結局寄付金も余りそれがどうなったか不明と問題になりましたが)。
 
 
あ~疲れたぁcoldsweats01…。読んでくれた人、ありがとう。こんなに細かいイギリスクリスマスガイドって無いかも。沢山の事を書きましたが、イギリスのクリスマスのイメージも少しは沸くのではと思います。知っている限りを書いただけなので抜けている部分あったら言って下さいね~!
 
 

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イギリスのクリスマス~クリスマス前

一応のキリスト教国イギリスでは、クリスマス(Xmas エックスマスとも書かれます)は年最大のイベントです。休みを取り先週金曜で仕事を終えた人もいて、ロンドン内の大きな駅では警官も沢山見られました。25日、26日以外は普通の日ですが、イギリスなどでは12月に入ったら仕事も中々進まないのが通常で、クリスマス前の数日はもう机に座っているだけ…という人・企業も多いです。
 
下記と次記事ではいわゆる一般的なクリスマスの紹介と、クリスマスにちなんだ物事を紹介しようと思います。
 
 
11月~12月初旬
 

家の準備: クリスマスは来客の多い時期。私には信じられない事ですが、クリスマス前に家の拡張工事やオーダーメイドのカーテン取り付けをする家庭も少なくないそうです。実際去年引っ越し後にカーテンを作り付けてもらう時、一つの店からは断られました。今年は例外でどの店も空いているようですが。
 
オフィスのクリスマスパーティー: 景気の良い時期はパートナーを含めてのフォーマルパーティーにコースディナーという太っ腹な(無駄使いの好きな?)会社もありますが、今は部ごとのランチやドリンクというのが殆ど。
 
シークセットサンタ: 会社などでやりたい人がやっている、プレゼントの渡し合い。参加者の名前を書いた紙を帽子に入れ、各々が引き出した名前の人にプレゼントを買うというもの。大抵£5や£10までと上限額が決められており、ウィッシュリスト(欲しい物リスト)を名前と共に書いておき買い手はその中の物を買う、というバリエーションもあります。プレゼントには買った人の名前のタグのみを付け、貰った人には誰が買ったかは分からない、というのが一般的です。近年にはシークレットサンタの代わりにお金をチャリティーに寄付する、という場合もあるようです。

プレゼントの購入: クリスマス、多くの家庭では家族・親戚が集まります。その為一人が用意するプレゼントも多く、大家族になれば20個プレゼントを買わねばならない、という事も。一年で最もお金のかかる時期、と言われる訳です。
 
近年はインターネットでの購入が増加し、クリスマスに近くなればなるほど配達が間に合うかの不安が出てきます。でも配達業者も増え競争も厳しくなり、国有ロイヤルメールさえクリスマス前の週末は日曜配達をするようになりました。クリスマス直前は多くの会社で送料無料などのオファーがあるので買う方も後に後に、という人も。

アドベントカレンダー: 名前どおりAdvent(キリストの降誕)までを数えるものですが、現在は大抵子供用に販売されているカレンダーです。12月1日から25日まで毎日開ける窓が付いており、中には短い詩や話が書かれています。多くは玩具やチョコレートも入っていて、子供は毎日プレゼントを貰っているような気分に。キリスト教と離れた、有名キャラクターのものも多いです。
 
Advent_calendar_thomas Advent_calendar_lego
 

ファーザークリスマス・サンタクロース: イギリスではどちらも同じ意味で使われます。デパートなどにサンタクロースの広場が設置され、子供が膝に座り良い子にしていたか、何が欲しいか聞かれ、小さなプレゼントを貰います。
 
パントマイム: pantomime。俗にパントゥ。日本語でパントマイムと言うと無言劇を指すような気がするのですが、無言劇は英語でマイム。パントマイムとは全く別のものです。
 
Panto_jack_2 Panto_cinderella
 
パントマイムはクリスマス時期に家族向けに公演されるお芝居。シンデレラ、ジャックと豆の木、ピノキオなどお馴染みの話を基にしたもので、大抵の町で見られます。男装女優の男の子主人公と女装男優の母親役など異性を演じる事が多く、多くはコメディに脚色されています。観客参加も特徴で、どの話でも'oh yes it is!'、'oh no it isn't!'というやり取りがあり観客も声を出す、悪者にはブーイングする、などお決まりがあります。大抵以前人気だった俳優がゲスト出演し、あの人がこんな所に!という発見が多いです。
 
キリスト降誕劇: Nativity play。小学校(プライマリースクール・4歳~11歳)で演じられる(はずの)劇。2001年のテロ直後に増えたイスラム教徒への反感の後、罪意識を感じるイギリス人が増えました。その結果在英イスラム教徒をはじめとする他民族・宗教への極端なPC(political correctness 政治的適切表現)が大事にされるようになり、逆にキリスト教・キリスト教徒である事が間違っているかのように考える人が現れました。親の希望とは反対に多数の学校では「他国文化・宗教の人々の感情を害するため」劇は中止、もしくは内容を白雪姫(Snow White)のようなキリスト教とは無関係なものに変更しました。キリスト教国であるはずが、年毎にエスカレートし2007年にはわずか20%の学校がキリスト降誕劇を公演。今年は更に教師達はサンタクロースについて子供達に語りたがらないというニュースも。こういった話題は出る度問題と思う人も多いですが、やはりこの先どうなるのか不安になります。(PCの問題について関心のある人は私の以前の記事もどうぞ。)
 
クリスマスキャロル: 教会で歌われるだけでなく、クリスマス前には大人・子供に限らずグループで家々を回りキャロルを歌う人達もいます。ハロウィーンと似て通常お金の報酬が期待されており、うるさいだけの寄付集めと嫌う人も多いです。
 
スノーマン: 'The Snowman'というタイトルのアニメーション。1982年の製作以来クリスマスには必ず放送され、この名曲を聞けば誰でもクリスマスだなあ…と思います。これについては別の記事で。
 
Christmas_card_to_parentsクリスマスカード: 毎年様々なカードが発売されます。送るのは家族・親戚・友達(時に同僚)などですが、カード会社は毎年新たな宛先を考えます(親しい人・よく送られる人宛に宛人が書かれているカードも多数)。現代の家族構成を考えて'To Mum & Girlfriend(レズビアンカップル用)'、'To Stepmother(まま母)'、'You are like a mother to me(母親代わりの人宛)'などのカードも。今年初めて見たのは'To Carer(看護人)'、'To Minister(牧師)'、'To Vicar(司祭)' など。勿論先生用のカードやペットから/ペットへのカードも。
 
クリスマスの時期には遠くの家族などに出す'Across the Miles(距離を越えて)'というカードも見られます。ヨーロッパからの移民や労働者も増えたせいで、今年はポーランド語など外国語のカードも現れました。
 
Card_holder 最近は物ではなくお金を欲しがる子供も増えてきたようで、最近はお札を入れられるようになっているマネーバッグ兼カードの種類も増えました。
 
送る数が多いため宛人無しの20枚パック、40枚パックも売っています。最近は自分で撮った写真をカードにする人もあり、徐々にイギリスも近代的になりつつあります。
 
送られてきたカードは専用のスタンドで飾ったり、窓際に並べたり。近くの家ではガーデンへ続くグラスドアを覆うように貼り付けられています。
 

 
この時期ロビン(ヨーロッパコマドリ)は必ず登場する鳥で、カードだけでなく切手なども発行されます。色々説はありますが、郵便配達人が赤いユニフォームを着たお陰でロビンのあだ名が付いた為のようです。鳥餌の店でもロビン用の特別餌が発売されたりと、この時期ひいきされています。
 
Robin Christmas_stamp_robin
 
ちなみにカードは個人宛で無くカップルであれば両方宛、家族であれば全員宛にするのがマナーです。個人的には短いメッセージを書くのが好ましいと思いますが、名前だけ書くのみの人も。
 
クリスマスライトの点灯: 町のハイストリート(メイン通り)ではライトの点灯がされます。
 
Christmas_lights_street Christmas_lights_house
 
オックスフォードストリートのような大きなショッピング街では有名人が呼ばれての点灯など、一大イベントになる場合も。大きなデパートも毎年違ったディスプレーとライトで楽しませてくれます。
 
家庭でもライトを窓に飾ったりする人もあれば、カラフルな点滅ライトを家の周りに付けたり、サンタクロースが家に登っているように見える人形を取り付けたりする家庭もありますが、アメリカほど大胆にする家庭はごく僅かです。
 
Tree_2クリスマスツリー: 本来は常緑の針葉樹が使われ、庭に置いたり家の中に飾ったりします。葉が落ちて厄介なため、大きさや色、形も選べるプラスチック製の物を使用している家庭も多いです。ツリーはライトやティンセル、ボーブル(bauble ボール状の飾り)などで飾り付けられます。包まれたプレゼントはクリスマスデーまでツリーの下に置かれます。
 
店でのツリーはクリスマス気分を出す為毎年早くなり、9月~10月には飾っている所も少なくありません。キリスト教で悪運を招くと信じられ、ツリーの他クリスマスデコレーションはクリスマスから12日目の1月6日に片付けるという慣習があります。
 
リース(wreath): 花輪。クリスマスの時期になるとドアの外に付ける家もあります。
 
ショッピング: 普段は5時半~6時閉店の店もクリスマス前は9時~10時まで営業したりします。ショッピング街はとにかく人出が多いです。競争が激しく普段でも多くの店で気に入らない場合の返品は出来ますが、クリスマス時期には1月まで返品可能になる店も多く、とてもハンディです。スーパーもクリスマス前の数日は混み合い、棚も空…という事も。新年まで中々棚も埋まらず、買い溜めをする人も多いようです。
 
子供を仕事場に連れて行こう日: 'take-your-kids-to-work day'。年に一度仕事場が子供で溢れる日。こういったイベントは大規模企業に多いです。会社は「家族生活にも気を配っている」事をアピールする為に企画する訳ですが、子供に興味の無い同僚にとってみれば大迷惑。子供と仕事、ミックスしようが無いでしょー!!!といつも思います。どうせやるならペットを連れて行く日も作って欲しい。
 
 
次記事「イギリスのクリスマス~クリスマスとその後」に続く…
 
 

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2008年12月23日 (火)

イギリスの不況

他国同様、この数ヶ月イギリスも不景気です。
 
今年になり銀行が国営化され、先月には失業者数が1800万人に到達しました。複数の銀行は政府に救済される、もしくは合併しました。先月Bank of England(イングランド銀行)はベースレート(基本利率)を一挙に1.5%下げ3%に。我が家の住宅ローン(モーギッジ mortgage)はトラッカー(tracker)で、レートに従って利率も動くものですがフロア(底)付き。再度レートカットの噂にこれ以上下がってくれても意味無い、と思っていたら案の定今月更に1%カット。300年来の低レートで、日本のように0%の日も来るのではと言われています。
 
イギリスの住宅ローンはビルディングソサイエティー(住宅金融組合)、また近年は銀行も提供しています。この数年企業は倫理的でないと責められる・訴えられる事が多く(それが正当化出来ようも無くても)、結果としてとても防御的になっています。ご存知の通り契約書にサインをする=全て読み理解し同意したという事で、実際個人が読んだかは関係なくその契約が結ばれ法的義務が課されます。ビルディングソサイエティーは問題を未然に防ぐ為、契約を全て読まない人の為に重要ポイントを明記したリーフレットを発行するようになりました。
 
今月のレートカット後、あるビルディングソサイエティーの発行していたこのリーフレットにフロア付きであることが示されていなかった事が明らかになりました。結局この組合はレートカットをそのまま借り手に通し渡す事に。数日後には政府のプレッシャーもあり、リーフレットに明記していた組合の多くもこれに従い、我が家のローンの月々返済額も信じられない程下がりました。
 
この住宅ローン、以前は年収額の4倍借りる事ができるのが並みで、最高7倍というパッケージも存在しました。しかし数ヶ月前からは新規で借りるのはまず不可能になり、もし得られても頭金も5~10%から最低15%は必要になり、現在住宅購入可能なのはキャッシュバイヤー(現金購入者)や貯金の多い人位です。
 
同時にhouse price(住宅価格)も15%落下だそう(ハウスプライスという名と違いハウス以外フラット等も全て含みます)。勿論地域や住宅タイプにより程度は異なり、低下率の最も大きいのはロンドンのような都市内フラット、特に我が家も以前住んでいた近年の金融街Canary Wharf(カナリーウォーフ)周辺のフラットだろうと思います。あの辺のいわゆる高級アパートメントとして売られているフラット、現在30~40%のディスカウントで売っています。でもこういった不安定な時期やはり郊外のハウスは比較的落ち着いていて、我が家の辺りは5%程の落下に留まっています。それにこの下落も18ヵ月程かけてのもので、売らねばならない人は大変ですが一般的にはまあゆっくり回復を待とうという構えです。
 
ベースレートが下がると同時に今月1日よりVAT (Value Added Tax・消費税)も期間的に15%に下がりました。2.5%のカットなんて、高額の物を買わない限り気付くのも難しいくらい。企業は有難く思えとでも言うようにVAT分商品値下げと宣伝していましたが効果は殆ど無く、経済的も政治的にも全く無意味だったと思うのですが。…それにしても、1日以降も17.5%課していた企業、どういうつもりなのかしら。
 
 
多数の企業が人を減らしたり会計事務所の管理下に落ちています。そのうちの一つはウォルワース(Woolworths)という会社。大きな店中で子供服・文房具・玩具・CD・DIY用品など、様々な物が安く売られていました。新年1月5日までに全国807店全てを閉鎖予定で、現在は毎日セール。今までに見た事も無い数の人で溢れています。やる気の無い店員(元々やる気の無い人達でしたが)を見てはあと数日で失業するんだ…と同情しますが、ウォルワース自体は潰れる価値があると思います。何を売っているかのフォーカスも無く、インターネット時世について行こうともしていなかった。3年程前やっとインターネットビジネスを始めたものの、何か特別な物やサービスが提供される訳でもなく、今更遅いってば、という感じ。何でもamazonなどで買えるし、今時質の悪い物をインターネットよりも高い値で買う気にもなりません。
 
Pick_n_mix_woolies_2 とは言うものの、ウォルワースは多くのイギリス人にとって子供の頃からあったとても馴染みのある店です。ウォルワースはピックンミックス/ピックアンドミックス(pick'n'mix)と呼ばれるものを始めた店でもあり、現在でも子供達に人気があります。これは置いてある袋に沢山の種類のお菓子から好きな物を好きなだけ入れ重さで値段が決まるというもの。大きなスーパーマーケットにもありますが、ウォルワースのは種類が豊富でした。あまり清潔な感じのしないウォルワースでは買いたいとは思えないのですが、この町ではニュースエージェンツの他唯一ピックアンドミックスの買える場所でした(実は私も好きですsmile)。
 
 
毎日職を失う人が出る時期の中で、改めて旦那の仕事が決まって良かったと思います。今だったらもう仕事見つけるなんて期待できなかっただろうし、ぎりぎりだったんだ…と実感しています。以前働いていた会社では規模を40%減らしている所です。今の職場では1月逆に人を解雇する立場にあるようで、どこも厳しいです。思えば去年現在の家を購入したのも良かったなあと思います。今だったら住宅ローンなんて以ての外だし、頭金なんて出ようもありません。でもそれより何より怖いのは、現在のローン額、私が昔働いていた時の少ない給料でも(?)払えてしまう事。本当に信じられません。
 
唯一良い出来事と言えばクリスマスでしょうか。多くの業者にとっては年最高の稼ぎ時です。今年は何とか人を呼び込もうと大セールです。クリスマスは人々も明るい気分になり、不景気には一番の薬だろうと思います。
 
我が家としては、何とか夏までにポンドに強くなってもらいたいです。ドル・ユーロだけでなく円にもとても弱くなっています。数ヶ月前までは1ポンド=220円程と考えていたのに、現在は130円台。日本に行くにも恐ろしいです。
 
 

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2008年12月20日 (土)

CFA受験?

8月に「CFA試験結果発表」で書いたCFA試験。Daveは無事レベル2を合格し、後はレベル3のみ。勉強で得た知識が役に立つことは多いようですが、現在の仕事には直接関係も無く、最後の試験を受けようと思うのは自己満足の為。もう数百ポンド払って登録したし、やはり来年受けるんだろうなあと思っていたのですが、先日…。
 
「来年は受けないことにする。」
 
勤め始めてまだ2ヶ月未満。とりあえずは今の仕事に集中する事にしたそうです。
 
私としては…、
 
 
バンザ~イ!!!
 
 
日々の勉強はともかく、CFAが直接の理由では無かったものの、去年は日本に帰れませんでした。来年夏こそは!…と2人で考えています。毎年試験は6月の第一土曜日。試験が終わり少しリラックスするだけで夏も終わりに近づき、予定を立てるのにも遅すぎるという事を実感しました。
 
勿論受験反対ではないのですが、試験を受けない事で帰国実現の可能性も増えます。後は彼の仕事で休みが取れるかどうかと、フィリックスの世話をしてくれるペットシッターが見つかるかどうか。
 
決定はまだまだ先のようです。
 
 
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このブログではいつも好きな事を書いているのですが、サーチエンジンから辿り着く方が多いので、少し書いておきます。
 
 
このサイトは個人のブログです。この訳も時間をかけて作成したものです。役立った、分かりづらいなど感想・コメントを残して行ってもらえるとうれしいです。
 
 
受講資格(詳しくはCFAサイト
 
1. 下記受験資格を満たすこと
 
a) アメリカ学士号もしくはそれに相当する学位を保持、もしくは登録時に最終学年であること; または
 
4年間の専門職資格経験があること; または
 
仕事とカレッジ合計最低4年間の経験があること; そして
 
b) 専門職行為承認基準を満たすこと; そして
 
c) 英語での受験をする心構えのあること。
 
2. 初回試験に登録すること。試験登録料と、一度限りのプログラム登録料が必要。
 
 
またレベル3まで合格しても、CFAチャーター(資格)を得るには4年間の関連職の経験が必要です。
 
今月はレベル1の試験があったようですね。試験結果発表は1月28日、アメリカET(東部標準時)の朝9時(以降)という事です。ただサイトが混みあうので実際に結果を見る事ができるのは後になると思いますが。あまり知られていない事を教えてしまうと、試験結果発表数日前、個人アカウント中で次レベル(この場合レベル2)の登録可能になる場合があります。もしそうなったらパスの可能性が大きいようですよ。CFA自体はこれについて何も言っていないので合格の保証ではありません(実際その後登録が出来なくなり、すれすれで落ちたという人もいるようです)。
 
Good luck!
 
 
リンク
  
CFA学会・CFA Instituteのサイトはこちら
CFA志望者のフォーラムサイト・Analyst Forumこちら。学生達の情報交換に使われているサイトです。CFAによる公式サイトではありません。
 
米国猫愛好家協会・Cat Fanciers' Associationを探している人はこちらです。
  
 

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2008年12月19日 (金)

リスなんてどうでもいいの?!

イギリスにはRSPB (the Royal Society for the Protection of Birds) というチャリティー団体があります。名前どおり鳥たちの保護を目的とし、鳥に関しての教育・研究、保護地経営、環境保護のための政治的圧力をかけるなどの活動をしています。現在会員100万人以上、ヨーロッパ最大の野生動物チャリティーです。19世紀、毛の代わりとして女性ファッション、特に帽子の飾りにカンムリカイツブリ (Great Crested Grebe) の皮膚や羽根が使われた事への反対が発足に繋がったそうです。ちなみに日常一般人が傷ついた鳥を発見した時の保護はRSPBではなくRSPCA (the Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals) が行っています。
 
以前書いたかと思いますが、イギリスでは多くの人が庭に鳥用餌を置いていますが、大抵の家ではリスが食べてしまうという問題があります。お陰でリスは嫌われ者でもあります。事実大きさは違ってもリスはネズミ同様げっ歯類動物。ネズミが嫌いであればリスも嫌、というのは驚く事でも無いのですが。
 
Upside_down Light_feeder
 
 
しかし。
 
 
先日RSPBは、リスが鳥の餌を食べるのを防ぐ方法というのを発表しました。それは、鳥の餌にチリパウダーを混ぜるというもの。他にカレー粉、タバスコなどでもOKとか。リスは嫌がって手を付けなくなる一方で、鳥には影響が無いということ。
 
確かにチリもワサビも辛いと感じるのは人間の口内や脳での反応によるもので、動物により全く問題がないという事があってもおかしくないのでしょう。でも、
 
'doesn't seem to have any effect on birds at all'
「鳥には全く影響が無いようだ
 
…って、つまり影響の有無は不明!
 
我が家では時々残ったトルティーヤ(メキシコの薄いパンケーキのような物)を庭に投げるのですが、いつも大人気で1~2時間で無くなります。1週間ほど前今度はチリ味のを投げたのですが、これは未だに残っています。これからすると、少なくとも鳥にとっては好ましい訳ではないと思うのですが。
 
でもこれで何よりも思ったのは、RSPBは
 
 
鳥さえ良ければ動物はどうでもいいって言うのね?!
 
 
ということ。
 
確かにリス達の食べる量、訪れる鳥達全部を足しても比べ物になりません。我が家のピーナッツだって、13キロのバッグが7週間弱で無くなります(しかもピーナッツは高い!他複数社と比べかなり安いのですが、それでも21ポンド。→サイドバーで円に変換)。これでも少しずつやっていて、餌箱は一度入れたら4日程は空のまま、という位なのですが。
 
我が家の場合は自分達でおびき寄せたので文句は言えませんが、餌が無くなるだけでなくフィーダーも壊され(我が家の様に)、鳥好きな人はリスへの恨みもつのっていくのでしょう。'Outwitting Squirrels' 「リスを出し抜く法」という本も出ているし、チリ混合の鳥用餌もカナダでは既に販売されています。
 
でも他にもリス防止用に、様々な製品が出ています。フィーダーにはリス耐久度(リンクページ下)が大抵表示されているし、リスの重さで閉じる仕組みのものや、我が家にあるような小さな鳥用のケージも入手できます。それで無ければリスがポールを上って来るのを防ぐリスガードも(横から飛びつかれたら意味は無いですが)。
 
 
RSPBの方法では、人間同様哺乳類のリスはチリを辛いと感じて餌を食べなくなるという訳ですが、リスは食べてはじめてチリの事が分かります。そんな強引な事をしなくても他に方法あるでないの…と思います。野鳥のチャリティーというのは分かるけど、これで逆に鳥を寄せ付けない方法は?とか言い出したら脅迫手紙でも来そう。チャリティーも無ければ発言権も無いリスの代表として、他の動物のことも考えて欲しいrock!と言いたいです。
 
 

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2008年12月15日 (月)

働き者クロウタドリ

数週間前から、今年もblackbird(クロウタドリ)が歌い始めました。まだ時期ではないので、発声練習といったところでしょうか。それ程一生懸命ではありません。
 
名前のとおり黒い鳥…のはずですが、実際黒いのはオスだけです。オスのくちばしはとても明るい黄色、目の周りにも黄色のリングがあるのが特徴です。メスは茶色で、オスに比べ地味です。他に特徴といえば、クロウタドリより若干小さいstarling(ムクドリ)が歩くのに対してクロウタドリはホップする事や、木などにとまった時に尾を上げて体をV字型にする事など。とてもスマートな鳥です。
 
こういう感じです。我が家のビデオではありません。念のため。
 

ビデオはじめに写るのはスターリン(ムクドリ)です。
 
 
日本語名から分かるように、オスはとてもきれいな歌を歌います。自分のテリトリーである事の宣伝をして他のオスを寄せ付けないようにするのと、メスを引き付けるためです。
 
 
去年の冬、我が家の庭をテリトリー内に持っていた強力なオスがいました。近隣のオス達がそれなりに歌っていたのに比べ、彼は一日中休み無しに歌っていました。私達は大丈夫かなあ…と心配だったのですが、メスはそれを聞いて「あんなに大声で一日中歌っていられるなんて、彼にはスタミナがある」と好きになったらしく、とても仲良しのカップルでした。
 
2月・3月になると生殖期も本番化し、歌うだけでなくテリトリーの巡回もします。運悪く彼のテリトリーの境界線は我が家の前を通る道路の真ん中でした。隣のテリトリーのオスを睨みながら、線を引くようにして道路を何度も行ったり来たり。ただその日はいつまでも止まないので私達人間も心配していたのを覚えています。
 
8時過ぎ夫が仕事に行こうと家を出て、クロウタドリが死んでいるのを見つけました。隣の家の車にひかれてしまっていました。いつもなら飛んでいたはずが、テリトリー守りに忙しく逃げるのも忘れてしまったようです。毎日声を聞いていただけに親近感もあり残念でしたが、苦しまないで死んでくれたのにはほっとしました。
 
近隣の鳥ではと願ったのですが、結局それっきりいつもの歌声は聞こえず、毎日とても静かになりました。他の鳥・動物達にとっては絶好の機会と思い、まだ温かい死体は我が家の庭の隅に置きました。羽根は巣に敷けるし、肉も食べられます。思ったとおり、3日後には全て無くなっていました。
 
去年のクロウタドリが死んで、一番惜しいのは彼の歌が聞けなくなったこと。クロウタドリ達、声は似ていても歌は一羽一羽違います。人間の歌のようにそれぞれコーラスの部分があり、それに飾り付けをするように他のメロディーが付け足されます。
 
例えば下2つのビデオで分かるかと思います。
 

 

 
 
死んでしまった彼の歌はいわゆるクラッシック調で、聞いていてリラックスできる歌でした(ボリュームは大きめでしたが)。毎朝同じメロディーを聴いていて安堵感もありました。彼の死後2週間程して新たなオスが来ましたが、彼の歌はポップ系。しかもとてもハッピーな歌で、聞いていて時々疲れました。前の彼のように車のアラーム音の真似などの工夫も無く、残念でした。
 
オスが死んだ後メスは数日彼を呼んでいましたが、その内新しい彼を受け入れたようでした。前の彼はいつも彼女を近くで見守っていたのですが、今度の彼はあまり気使っていないようで、私はどうかなあと思っていたのですが。元々クロウタドリはメス中心で、例えばメスが隣のテリトリー内に巣を作り出した場合、オスはそのオーナーと戦って自分のテリトリーを広げるそうです。子育ても両方が参加と、オスは大変です(モダンと言った方が良いのでしょうか)。
 
その後彼女は娘を産みましたが、これが新旧どちらのオスの子なのかは不明です。クロウタドリ達は一生同じペアといいますが、取り合えず新たな相手が見つかって一安心。オスにすれば繁殖期という時期が良かったのかも知れません。
 
 
クロウタドリとrobin(コマドリ)はイギリスで多く見かけられる鳥の中で最も早起きです。春ほどではないですが、毎朝dawn chorus(ドーンコーラス・夜明けのさえずり)と呼ばれる現象があります。名前からすると日の出前のはずなのですが、実際に起こるのはそれよりもっと前、我が家の辺りでは朝2時頃始まり、3時半頃には終わります。クロウタドリとコマドリが始め、その後他の鳥達も歌い出します。きれいで良いのですが木が多いため何しろ音量が大きく、人間は寝ていれば済むものの、途中目が覚めてしまったら終わるまで寝付く事はまず不可能だと思います。(ちなみになぜこのさえずりがあるのかははっきりとは分かっていないそうです。「目が覚めたけれど暗くて食べ物探すには早すぎる、じゃあ取り合えず歌おう」という事ではないかと言われているらしいですが。)
 
その後、我が家に来るのも一番はクロウタドリ。冬の今でもまだ真っ暗の7時頃から、放っておいたりんごの残りを食べに来ます。そして夕方最後もクロウタドリ。他の鳥やリス達同様2時半ごろには引き上げますが、それから4時頃まで警告音を発したりと、本当に働き者です。
 
 
我が家で鳴き始めたクロウタドリ、去年引き継いだ彼かは分かりません。歌がポップ系なのでそうではないかという気はしますが。リンゴの木のお陰で我が家の庭は立地条件良好なのだろうと思います。既にオス3羽が狙っているようで、この冬・春も競争激しくなりそうです。
 
 

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2008年12月11日 (木)

氷の湖

今週末も、またクジャクが来ていました。今回はパンも残っていて、喜んで(?)食べてくれました。
 
Peahen_again
 
ガン達にすれば大迷惑ですが。
 
 
近頃は毎朝霜が降り、溶けずにまた朝になる、という繰り返しです。我が家のバードバス(bird bath・鳥の水浴び場)も毎日メタルで氷を砕かねばならない程しっかり凍ってしまっています。そんな状況なので、公園では湖も凍っていました。
 
いつもと違ってとても静か。でも餌をやり始めようとすると向こうから歩いてきました。
 
Walking_on_ice
 
湖の両端は凍っておらず、鳥達はそちらに固まっていました。
 
近くに来ようとする過程で氷も砕け、動ける範囲も広がったし、なぜか良い事をした気分smile…。
 
Breaking_ice
 
私達よりも寒さには強いと分かっていても、やっぱり寒そう。
 
Standing_on_ice
 
 
餌がなくなる頃にはもうかなり砕けて、目の前は水に戻りました。
 
Breaking_ice2
 
 
写真これでも多少明るさを修正したのですが、見辛いですね。まだ午後3時頃なのですが。今年の冬至は12月21日らしいです。鳥達同様、本当に待ち遠しいです。
 
 

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2008年12月 4日 (木)

遊びに来たよ~!

週末の午後公園に行ったら、また来ていました。
 
Peahen
 
クジャクです。英語では俗にpeacock(ピーコック)と呼ばれますが、正確にはpeafowl(ピーファウル)で、オスを指すのにpeacock、メスの場合はpeahenです。
 
彼女夏にはオスと来ていた事もあったのですが、この日は見かけませんでした。元々クジャクはインドなど暖かい国にいたもので、現在は世界中の公園・動物園で飼われています。恐らくこの彼女もキューガーデン辺りからお散歩しに来たのではないでしょうか。冬まで有料じゃ、わざわざ入って餌くれる人も少ないでしょうしねぇ…。
 
残念ながら、この日彼女に会った時には既に湖を半周以上していて、カモやガン用に持ってきた餌も無くなってしまっていました。そんな事知るよしも無く、ビニール袋の音を聞くと駆け寄って来てしまい(なれてるなぁcoldsweats01)、何か出さねばとプレッシャーを感じてリス用に持っていたピーナッツをあげてみると…
 
食べてしまいました。
 
大丈夫かなぁ…と思った時には他の鳥たちもまた集まって来てしまい、みんなでピーナッツ追いかけ始めました。サイズのせいかカモたちは距離を置いていましたが。
 
Peahen_with_mallards
一番左奥にいるのはmoorhenモーヘン(バン)という鳥。足が長くて、小さめでも一生懸命走ります。
 
 
いつもは仕切っているガンたちもクジャクには一目置いています。
 
Peahen_with_geese
 
でもこの彼女若いのか、ガンより少し小さい位。みんながヒスするのも全く気にしていませんでした。
 
やはりこの時期、みんな容易なエネルギー源が欲しいようです。ピーナッツも直ぐになくなってしまい、私達早歩きで立ち去りました(追いかけてくるのでcoldsweats01…)。
 
 

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