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2009年1月 4日 (日)

イギリスの年越し

12月31日は、ニューイヤーズイブ(New Year's Eve)。平常日ですが、クリスマスイブ程では無いにしろ店も早めに閉まります。大晦日の夜は、新年を祝おうとレストラン、パブ共に込み入る日。人によりパブで飲み明かしたり、ロンドンに出て花火を見たり。
 
以前友達に誘われ、私も大晦日の夜ロンドンに行った事がありましたが、もう二度と行くかと思いながら帰って来たのを覚えています。地下鉄は夜中走り、無料。通りは昼間のように込み入りビールのボトルが散らばり、(喧嘩して)血を流している人もあちらこちらに。真夜中の帰りも通勤電車のように立ちっぱなしで、もう沢山だと思いました。
 
毎年昼間のテレビでは先立って新年を迎えるオーストラリアの盛大な花火が見せられますが、イギリスでも数年前からは年最大の花火大会になりました。今年はボリス(ボリス・ジョンソン Boris Johnson)がロンドン市長になって初の年越しで、150万ポンド以上の税金を費やしての(無料!)花火打ち上げ。祝っている人は12時前にカウントダウン、そして年明けにキスをしたり。今年は0℃以下の気温の中、70万人近くがロンドンで花火を見たそう。
 
こんな感じ。 
 

 
 
11月のガイフォークスのお祝いのように、個人でも花火の打ち上げをする人もいて、12時前には寝させてもらえない日です。
 
こんな中で、2008年最後には時刻調整をしていた人も。地球の回転が徐々にゆっくりになっている為に原子時計と天文時刻の間に乱れが生じ、時々調整が必要になるそうです。お陰で去年最後の1分は1秒長く、世界中で調整がされたという事です。
 
 
 
一方スコットランドでは、ホグマネィ(Hogmanay)と呼ばれる、数日間続く祝祭が正式に始まります。首都エディンバラでは12時を過ぎるとエディンバラ城から花火が上げられ、中々感動的です。
 
 

 
 
このホグマネィ、スコットランドの中でも地域により異なった祝いの風習があり、火玉を振り回す所もあれば多量のアルコールを飲み踊り明かす所も。エディンバラではストリートパーティー(チケット£10!)の他、様々なイベントが催されます。スコットランドだけに毎年天気が心配されキャンセルになる年もありますが、今年は天候よりも不況でイベントチケットも売り残ったとか。ロンドンだけでなくエディンバラも、ヨーロッパなど海外から来る人が例年以上に多かったそうです。
 
そして毎年楽しみなのは、12時を過ぎると同時に歌われるAuld Lang Syne(オールドラングサイン)。スコットランドの民謡に詩を付けたもので、タイトルを英語にすればOld Long Sinceから「昔々」の意味。日本では別の歌詞が付き「蛍の光」としてお馴染みの曲です。オールドラングサインは現在では多くの英語圏の国で新年を迎えると同時に歌われている、スコットランド最大の輸出物の一つ。スコットランドでは機会のある度に演奏され、8月のエディンバラミリタリータトゥー(military tattoo 軍楽隊のパイプとドラムのショー)でも聞かれます。
 
下は数日前、新年を迎えたばかりのエディンバラの様子です。今年は詩人ロバート・バーンズの誕生250年記念という事で、カラオケビデオが作られ大スクリーンに映されたそうです(下記ビデオはじめ部分)。
 
 

 
 
詩(歌詞)はスコットランドの一部で話されているゲルマン系、いわゆるスコットランド語の為、よく知られた歌にもかかわらずスコットランド人で無くしてコーラス以外の歌詞を知っている人は実はまれ。大抵この歌を歌っているという事は外で酔っているという事で、多くの人はコーラスをわめいているだけ…という感じです。
 
ちなみにこの歌、隣の人と腕を交差して手を繋ぐのが習わしになっています。
 
もっとしっかり歌を聴きたい人はこちらのビデオ。少しアレンジされてしまっていますが。
 
 

 
 
歌詞は、古き親しい友と昔を顧み共に飲もう、というのが趣旨。興味のある人はこちらWikiには原詩と英語訳が載っています。ウィキ日本語ページには日本語訳も。
 
 
 
年明け後
 
翌日元旦(ニューイヤーズデー)はクリスマス休暇最後の休日で、閉まっている店も多く静かです。ロンドンでは今年過去最大の新年パレードがあったそうで、一応運行している地下鉄で50万人以上が見物したという事です。花火同様世界中で報道されたらしいですが、ロンドンの宣伝の為にやっているなら、なぜわざわざアメリカからチアリーダーを1000人も招いたのかしら(やっぱりロンドンには建築物以外売り物は無いのねぇ…)。間接的にもロンドンを支えている一般人としては、今年はもう少しボリスに無駄使いを減らして欲しいです。
 
新年2日からは多くの店・企業が平常営業に戻ります。我が家の旦那も月曜から仕事です。ちょうど風邪も治ってきたようで、休暇と言うより病気休みでした(私の風邪はまだまだこれからですが)。
 
 

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